2018.12.13
米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭ショートショート フィルムフェスティバル & アジアが全国各地の観光プロモーション映像を募集する第8回観光映像大賞、その中間賞となる2018年度「第1期旅もじゃ賞」に、対象の50作品から10作品が決定いたしました!
選出された作品は、本日12月13日より「旅もじゃ」にて本編を公開!ぜひご覧ください!
■長野県:『おぶせびと』
○受賞理由:
郷土愛ある地元の人たちの活動を通じ、地域活性のあり方を考えさせられる作品。
○作品紹介:
長野県の市町村で最も面積の小さな町、小布施町。
小布施町のまちづくりは、まずは住民たち自身が楽しめる居心地良い空間、自慢できる町をつくる、というコンセプトに約30年前にはじまりました。その結果、過疎に悩む長野北部の寒村は、観光の町に変貌を遂げ、人口1万人の町に年間100万人が訪れるまでになりました。このフィルムはまちづくりのキープレイヤーを含む、小布施町に住む魅力的な人たちにフォーカスしたドキュメンタリーです。彼らの生き様は、日本のみならず世界のまちづくりのヒントになるかもしれません。
○受賞コメント:
撮影は小布施町では十数年に一度と言われる大雪の中行われ、体力的にも機材的にも困難を強いられましたが、おかげで幻想的なオープニングになりました。この作品がきっかけで小布施町を知りましたが、おぶせびとの皆様に魅了され、今ではすっかり小布施町に愛着を持っています。映像でそれが伝われば幸いです。 (監督 タカザワカズヒト)
■沖縄県北中城村:『きたなかスケッチ』
○受賞理由:
笑いも交えた若者たちのドラマに、伝統を受け継いでいくことの意味を考えさせられた作品。
○作品紹介:
漫画家の美崎美月は、地元である北中城村(きたなかぐすくそん)を舞台にした作品の依頼を受ける。しかし、なかなか漫画が描けない。美月はダラダラと散策を続け、風景をスケッチするだけの日々を続けていた。
一方、地元青年会では伝統芸能「南島(ふぇーぬしま)」の人数不足で悩んでいた。本来、「南島」は男性だけの舞踊であるが、断腸の思いで女性も参加させることを決意、しかも嫌がる美月を強引に誘う。こうして美月の「南島」がはじまった。
○受賞コメント:
この度は受賞有難うございます。伝統芸能の継承に悩む現代の若者たちを多くの方にしってもらいたいと思い、それがキッカケでこの映画が誕生しました。この受賞を機にさらに多くの方がご鑑賞頂ければ幸いです。そして沖縄の小さな村「北中城村(きたなかぐすくそん)」を知ってもらえると嬉しいです。
■香川県:『旅は、別腹。大人うどん県』
○受賞理由:
映像全体に「美味」が溢れている。きっと観た人は香川のグルメがうどんだけではない事を知る事になるだろう。
○作品紹介:
要潤さんがうどん県コンシェルジュとして登場し、旅好きで好奇心旺盛なお嬢様・木内晶子さんに、「オリーブ×小豆島」「骨付鳥×丸亀城」「あん餅雑煮×栗林公園」といった、香川県の絶品グルメと観光地の“マリアージュ”を案内していきます。
うどん県は、美と健康を追求する大人に対し、日常を忘れ、ついつい別腹感覚で楽しみたくなるような「健やかな大人食い」ができるグルメや、観光地があることを訴求する内容になっています。
○受賞コメント:
この度、「第1期旅もじゃ賞」に選出され、大変嬉しく思います。香川県は平成23年に「うどん県。それだけじゃない香川県」プロジェクトを開始し、動画を通じた観光PRを実施していますが、まだまだ知っていただきたい魅力がたくさんあります。今回の受賞を励みに、もっと香川県のことを知ってもらえるよう、今後も観光PRに取り組んでいきます。
■沖縄県沖縄市:『チムドンドン コザ』
○受賞理由:
テンポ良いミュージックとダンスにワクワクさせられる作品。
○作品紹介:
主人公は沖縄市にひとり観光に来た1人の女の子。ため息から始まり・・・「泣いてばかりの毎日 サヨナラを告げたい」というフレーズから始まる。
ミュージカルの音楽に乗せて、沖縄市/コザならではの観光地・グルメ・ファッションなどを地元の人々と出会い、触れ合っていくなかで、チムドンドン(胸をおどらせる)していくストーリー。
本編のラストシーンのエイサーとチアダンス、ミュージカルの融合は圧巻! 様々な場面で市民の方も出演し作品を盛り上げています。劇中、次々と現れるコザンチュ美女にも注目です!
○受賞コメント:
沖縄市/コザは沖縄の他の地域とは違った独自のちゃんぷるー文化がとても魅力的な街です。人懐っこい人(コザンチュ)、エイサーをはじめとする文化、グルメ、音楽、スポーツなどディープな魅力に溢れています。この受賞をきっかけに多くの人に遊びに行ってもらいチムドンドン(胸がドキドキ)してもらえると嬉しいです!
朝日広告社 クリエイティブソリューション局 クリエイティブソリューション第3部 井上征一郎
■三重県:『必見 四日市』
○受賞理由:
シリアスな雰囲気からは想像できないコミカルな展開で、地域のスポットのユニークな紹介動画になっている。
○作品紹介:
東海道の宿場町「四日市」を訪れた「四日市の翔」が、町娘を追う妖怪をカッコよくこらしめる!主演・監督・音楽を京本政樹氏が務め、現代の四日市で、時代劇ファンにはたまらない本格的時代劇を完成させました。
三重県四日市市は産業都市、コンビナート地帯として知られていますが、今回はあえて「時代劇」テイストにする事で、東海道の宿場町・湊町として発展した一面を知ってもらうきっかけとなる事を狙いました。
○受賞コメント:
宿場町で発展してきた四日市と言うことから、私の代表作“必殺シリーズ”をモチーフに時代劇風作品にしました。市のマスコットも起用し懐かしさの中に今がある…温故知新、元気で夢と希望に溢れた街をアピールしています。
監督・京本政樹
■奈良県天理市:『めぐみ めぐる てんり(天理大学雅楽部)』
○受賞理由:
学生たちの真っ直ぐ雅楽に向き合う姿に凛とさせられると共に、改めて世界最古のオーケストラの音色に魅せられる作品。
○作品紹介:
一人の大学生を中心に、仲間達とともに古典音楽“雅楽”に向き合う姿を映したドキュメンタリー作品。楽器の音程は不安定であり、譜面や一定の拍子もなく、決められていないものを、自分たちの表現の中で形造っていく様子を捉えています。伝統を支え継承しようとするとともに、新たな可能性を模索する現代に生きる若者達の姿、ご注目ください。
○受賞コメント:
この度は観光映像大賞 中間賞にご選出いただき、大変有り難く思います。
「まちの魅力って何だろう」と考えた時、私達はそこで暮らし活動する一人一人の持つ魅力だと気付き、ドキュメンタリー映像の制作に至りました。このプロジェクトに関わり支えて下さったすべての皆様に、心から感謝申し上げます。
■北海道陸別町:『りくべつ 冬』
○受賞理由:
日本一寒い町だからこその楽しみ方と過ごし方が、町の人たちとの交流を通じて伝わってくる作品。
○作品紹介:
日本一寒い町・陸別ふたたび。今度は冬。でも、道に迷ってしまった、きれいなおねえさん。真白の世界をめぐるロードムービーが完成しました。
出演は「りくべつ 夏」に続いて文芸アイドルの西田藍さん。人々と触れ合い、しばれフェスティバルに参加し、オリジナルの詩を執筆。
冬まっさかりの陸別をぜひお楽しみください。
○受賞コメント:
このような賞をいただき大変光栄に思います。今年で開町100年を迎えた陸別町に嬉しい報告ができました。テーマのひとつに移住促進という面があったため所謂キャッチーな内容ではなく、一歩踏み込んだ魅力が伝わればという想いでつくりました。長尺ではありますが、ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。 監督 星野仁志
■福岡県北九州市:『Are you happy?~コクラナイト~』
○受賞理由:
突然始まる激しいダンスにくぎ付けになる。夜の繁華街をPRする点も新しいと感じた。
○作品紹介:
人助けをしたために仕事に間に合わなくなった芋洗坂係長。
落ち込んでトボトボと歩く先に小倉のネオン街。小倉の夜の住人達や酔客と一緒に飲んで踊って楽しくなってきた係長にささやかな奇跡が起きる。
・全国的に珍しい「まちと市役所と県警察」がスクラムを組んで制作した
歓楽街PRムービー!
・小倉の飲み屋街を大胆に使ったダンスムービー
・お色気あり、感動あり、小倉の夜の妖精あり、現役婦人警官も出演!
○受賞コメント:
本作は、安心して遊べる街をダンスで表現したショートドラマです。夜の小倉でお茶目なサラリーマンがセクシーな美女とキレキレのダンスをするという無謀な撮影を、行政と警察と街の人たちがタッグを組んで実現しました。地元スタッフ・キャストの「やっちゃおう!」を感じてもらえたら最高にハッピーです。 監督 近藤一彦
■神奈川県:『SOUNDGENIC ENODEN』
○受賞理由:
沿線にあるカワイイ体験の数々に心が踊る作品。
○作品紹介:
江ノ電に乗って、江の島・鎌倉エリアの「魅力的な音=SOUNDGENIC」を探す、ひとり旅を楽しむ主人公。波の音で気分をリフレッシュしたり、アクセサリー工房の音で感性を刺激されたり、江ノ電が走る音にワクワクしたり、さまざまな「SOUNDGENIC」を体験していく一日を描いています。
スポットを“見て回る”だけの従来型の観光ではなく、江の島・鎌倉エリアにある「音」を楽しんでいただく、新しい旅の体験価値を提案しています。
また、ムービー内で撮影されている動画を公式Instagram上でも展開し、リアルな体験として感じられるよう工夫しています。
○受賞コメント:
この度は「旅もじゃ賞」をいただき、誠にありがとうございます。本動画は、小田急電鉄の江の島・鎌倉エリアへの誘客プロモーションとして2015年にスタートした「江ノ電で、会いにゆく。」キャンペーンの2018年度版の動画作品となります。東京オリンピックも控え、注目度が増すエリアですので、国内外の方に「SOUNDGENIC」を楽しんでいただき、お越しいただけることを期待しています。
■三重県:『What is there. そこにあるもの』
○受賞理由:
歴史、景色、生活。「そこにあるもの」というタイトルそのままに、ありのままの南伊勢町の姿が伝わってくる作品。
○作品紹介:
海を撮りに訪れたカメラ女子。この地に魅了された彼女が見つけた、ここにしかない、唯一の魅力。
カメラ女子が見つけたまちの魅力とは?
風景・・人・・・
あなたはこれを見て、何を感じますか?
自分自身に問いかけ、なにかを感じて行動するきっかけになれれば、幸いです。
○受賞コメント:
三重県度会郡南伊勢町の魅力の詰まった作品が受賞し、大変嬉しく感じています。作品が広く多くの人たちに視聴してもらえる事も大変嬉しく思いますが、何より本作品に制作にあたり、ご協力して頂いた皆さんと、受賞という喜びを共感できることが何よりも嬉しいと感じます。
南伊勢町に暮らす人に興味を持って、行動に変えてくれる方が、本作品を視聴した1万人中の1人でも構いませんので、みえる事を心から願っております。 監督:山田義郎
※「第8回観光映像大賞」は2019年2月28日(木)まで引き続き作品を募集中で、大賞は6月に開催予定の国際短編映画祭ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2019で発表されます。