第7回観光映像大賞 映像作品公募スタート!

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2018.04.19

【★動画有り!ご当地映像の裏側】『小菅村オブザデッド』(山梨県小菅村)

全国のご当地映像の裏側を紹介するこのコーナー。
今回は第7回観光映像大賞のファイナリストに選出された山梨県小菅村のPR動画『小菅村オブザデッド』(※写真①~③)について、小菅村役場の方にインタビューを行いました。
さてどんな裏側があったのか早速伺っていきましょう。

―本作の撮影地を教えてください。
山梨県小菅村(※写真⑤)は周囲を1000m級の山々が囲み、谷あいの集落に人口730人程(高齢化率45%)が暮らすとても小さな村。
多摩川の源流域として、原生林が多く残る自然豊かな地域であり、自然を除いた最大の資源は、「人」であるといえるほど、生活の中で人との繋がりが色濃く残っています。
今回の動画も、村の魅力である「村人」に出演してもらうことで、村の良さを伝えたいと思い制作しました。

―本作のコンセプトを教えてください。
もともとは、移住促進動画制作という案からスタートしたのですが、検討を重ねるにつれ、動画を見たから「即移住」という結論にはならず、「小菅村」を「知っている」「聞いたことある」程の知名度にするためのフェーズに注力することにしました。
動画を見た人が、興味を持ち、調べ、小菅村に足を運んでもらえるようにするための第1歩となることが目的です。
ターゲットは、20代~30代に設定。諸々の制約を勘案した結果、動画サイトで再生回数が多く、かつ市町村動画ではあまりない、FPS視点でのゲーム実況動画が誕生。
さびしい、暗い、怖い という都市部の方の過疎地域に対するイメージが、自治体によるゾンビ動画という形で具現化することで、話題を呼びました。

―動画制作のきっかけを教えてください。
昨年、一昨年に比べ、自治体のPR動画が急激に増えたことから、ただ面白いだけの動画では、話題になりにくくなってきていると感じていました。
そんな中、話題となるためには、面白いことはもちろん、その中に時代性があり時流にのったメッセージを持った動画である必要があると考え、本作が生まれました。

―本作のアイデアはどこから生まれたのですか?
小菅村をPRする機会になる動画なので、出演者を全員村人や関係のある人にしたいと思いました。
どういう人たちが住んでいる村か分かることで、観光地以外の土地が持つ魅力が伝わると考えたからです。
そうなると、俳優さんではないので「セリフを上手に話すのは無理」、「一部の方は顔出しNG」という制約が発生してきました。
また、特にターゲットである若い人に見てもらいたいという願いもあったので、それらを考えた結果、「ゲーム実況動画」という形になりました。
予算も限られていたため、衣装なども手作りし、なるべく費用をかけないことも制約の一つでした。(製作費150万)
このように、幾つかの制約やターゲットがあったからこそできた動画だと思います。

―動画を公開してから、どのような反応がありましたか?
H29年1月の動画完成から、同年10月の動画公開まで、9か月ほど時間が開いていますが、話題性を呼ぶためにリアルゾンビイベント(※写真④)とのタイアップを企画し、イベントを11月に実施しました。
約50人の村人がゾンビに扮したリアルゾンビ屋敷を1日限定でオープンし、話題を呼んで、多くの来場者やメディアから注目を浴びることができました。
動画再生数は68,000回、取り上げられたメディア数は、TV:6 新聞:5 ラジオ:2 雑誌:1 WEB:15(海外含む)となり、山梨県のローカル番組から、全国放送まで幅広く取り上げてもらったため、「山梨県小菅村」の名前が県内外でも多く知れ渡るきっかけとなっり、その結果、観光客の増、移住・就業希望などの問い合わせの増につながりました。
また、海外メディアでも取り上げられたのは、村では初!リアルゾンビイベントも好評でしたので、次回開催を望む声もいただきました。

―最後にこだわられた点を教えてください。
拘った点は、「手作り感」を出すことでした。俳優さんが出演する「きれいな動画」ではなく、リアルな村人が出ることで、アットホーム感が出て、人との繋がりが濃い「小菅村らしさ」が出るように心がけました。
なにより小菅村に流れる空気感のようなものを伝えたいと思い、リアル村長、中学生、おばあちゃん、赤ちゃん、クマ役まで、動画に関わる役者は村人に依頼して出演してもらいました。
セーラー服を着たり、ゾンビになったり、住人の理解があったからこそできた動画で、ゾンビになった中学生はこの日のために短縮授業にして放課後撮影するなど、住民が一丸となった動画になったといえます。

―ありがとうございました。

■今回の映像
『小菅村オブザデッド』
>>動画はコチラ

■山梨県の旅動画をチェック!>>山梨県

取材協力:小菅村役場 総務課 源流の村づくり推進室様

監督プロフィール:
地主恵亮(じぬしけいすけ)(※写真⑥) 1985年、福岡県生まれ。
2009年よりインターネットなどでの執筆を開始。2014年より東京農業大学非常勤講師。
2013年、イギリスのガーディアン紙で「世界でもっとも気持ち悪い男」に選ばれる。
著書に『ひとりぼっちを全力で楽しむ—リア充に負けない22の人生戦略』(すばる舎)、『妄想彼女 頭の中で作りあげた僕の恋人』(鉄人社)、『インスタント リア充』(扶桑社)などがある。

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