2017.03.31
この町の人々は、幻のバス停から旅に出る。 和水町から希望行きのバス停は幻のバス停であるが、希望を持った人達だけが見えるバス停だ。 主人公Aは写真家になる夢を抱き、このバス停から都会へ出た。 10年後、写真家になった彼は人生につまずき、再びこのバスに乗り、故郷に戻った。故郷には温かさや、笑顔があり、一人残した母親も元気に暮らしていた。主人公Aは、都会で失ってしまった心を再び取り戻した。 幻のバス停は、希望を持った人には見えているのだと、気付いた瞬間だった。